DELE

【DELE C1】受験レポート<リーディング編>

前回のOral(スピーキング試験)編に続き、今回はLectura(リーディング試験)の試験概要をまとめます。

【DELE C1】受験レポート<スピーキング編>2022年3月31日(木)から4月1日(金)にまたがり、初のDELE C1を受験してきました。結果は3ヶ月ということで気長に待ちつつ、今回は受験レポートを試験科目ごとにご紹介します。ネット上にDELE C1の試験概要や対策のポイントを網羅的に理解できる記事が少なく、私自身の試験対策期間はかなり苦労しました。そこで上記の通り私の主観を大いに含んだ受験レポートをお送りします。今回はOral(スピーキング試験)の試験概要をまとめます。...

日程

2022年4月1日(金)
リーディング・リスニング・ライティングを同日に実施。

会場

Salamanca大学/外国人向けコースのキャンパス(スペイン)。

試験概要

試験時間:90分

問題数:計40題。内訳としては、Tarea1(6題)、Tarea2(6題)、Tarea3(6題)、Tarea4(8題)、Tarea5(14題)

受験者数:8名

ポイントと感想

Tarea1:

・650~750語の本文(契約書や保証書、取扱説明書、マニュアル、報告書など)を読み、内容に関する6つの問題に回答します。問題文はそれぞれ3択となります。今回は労働契約書が出題され、雇用者(会社)と労働者の責任範囲や給与、禁止事項に関する問題が出題されました。

・本文の流れに沿って問題も並んでいるので、例えば3問目を解いた後に1問目の答えに遭遇することはありません。また各段落に問題は1つしか出題されません(この辺りは出題順がめちゃくちゃな某英語試験より良心的です)。

・解き方としては、問題文と選択肢を全て読んだ後に文章を読み始めました。これによりテーマを大まかにでも把握できる他、どのポイントに注意しながら読むべきかを事前に理解することが出来ます。また、上記の通り段落ごとに問題に回答することが可能なので、問題文と選択肢を読む→回答の手がかりが出現するまで本文を読む→正しい選択肢を回答する→次の問題と選択肢を読む→続きから本文を読む…という流れで回答することをおススメします。

・Tarea1で出題される文章のテーマはある程度似通っており、特に契約書や説明書(特に医薬品)については内容が毎回ほとんど同じなので、練習問題を繰り返すことで出題形式に慣れることができます。

Tarea2:

・550~650語程度の本文の中に6つの空欄があり、適切な文章を選択肢から選びます。但しダミーの選択肢が1つだけ含まれています。

・本文のテーマは幅広く、今回は物語(小説か演劇?)でした。これまで解いてきた練習問題で一度もお目にかからなかったテーマで正直面喰い、練習問題を解いていた時よりも5分ほど時間がかかりました。

・解き方としてはTarea1同様、選択肢を全て読み冠詞や指示語、接続詞、固有名詞に印をつけたうえで本文を読み始めました。選択肢の文章に”Este”や”Ella”などがあれば、空欄の直前にその対象語があるはずだと推測できますし、”Por eso”が含まれていれば直前で何かしらの原因となるアクションが起こっているだろうと予測することができます。

・本文のロジックがちぐはぐにならないように、空欄の前だけでなく後ろまで併せて読みながら適切な選択肢を選ぶことをおススメします。

Tarea3

・550~650語程度の本文(論文、新聞記事、専門誌の記事など)を読み、内容に関して6つの質問に答えます。それぞれ選択肢は3つずつです。形式自体はTarea1と同じですが、本文の内容の専門性が高くなります。今回は新聞記事が出題されました(テーマは忘れてしまいました…)。

・段落ごとに質問が出題されるという構成もTarea1と同じですので、問題文と選択肢を読む→回答の手がかりが出現するまで本文を読む→正しい選択肢を回答する→次の問題と選択肢を読む→続きから本文を読む…というTarea1の回答方法と同じになります。

・専門的な内容なので初見の単語に出会うことになりますが、一つの不明な単語に気を取られることなく、前後の文脈から推測しながら読み進めることが重要です。対策としては普段からスペイン語の文書、ニュース記事、本などを辞書を引かずに読み切る練習が有効です。こちらは別記事で紹介できればと考えています。

Tarea4

・100~150語の本文(書評、学術論文や研究論文の要約など)を6つ(A~F)を、その内容を言い換えた8つの短文(1~8)と組み合わせます。ほとんどが1対1の組み合わせですが、2つの文章については2つの短文と組み合わせる必要があります。尚、今回は本の要約が出題されました。

・例えば、(1)この作品の登場人物は過去と未来を行き来することができる、という短文があり、Aの文章で「主人公は思うがままに時空を超える能力がある」という記載があった場合、(1)とAは正しい組み合わせとなります。

・解き方としては、全ての短文を読む→Aの文章を読む→Aの内容に合致する短文を選ぶ→Bの文章を読む→Bの内容に合致する短文を選ぶ…という流れで回答することをおススメします。

・選択肢は本文の内容を別の単語で言い換えられている為、普段からの学習で類義語をインプットしていくことが正答率を高める近道だと考えています。

Tarea5

・375~425語の文章(専門誌、教科書、新聞記事など)の中に14個の空欄があり、それぞれ当てはまるものを3択から回答します。出題範囲は幅広いですが、主に一般名詞、前置詞、文法事項にジャンル分けすることができます。

・C1レベルの一般名詞、熟語を形成するのに必要な前置詞、接続法の用法を中心とした文法事項が頻繁に出題されます。その一方で接続詞や指示語はほとんど出題されません。B1のように空欄の前後の文脈から答えを導き出せるものは無く、C1レベルの単語力や熟語力、正しい文法のルールなど高いスペイン語力が求められている印象です。

・Tarea4同様に日頃からスペイン語の記事を通して語彙力の強化や文法理解の深化が求められます。

次回はリスニングパートの受験レポートを掲載します。

Hasta luego~